インテリアトイ「pneuma-block」は、たった1形状のピースを4つ組み合わせるだけで、いろいろな作品が作れる、大人のためのインテリア積み木。
1 x 4 = ∞古代ギリシア、ミレトス三哲人のひとりアナクシメネスは、万物の根源は「空気-pneuma-」であり、それが変化することにより四大元素「火・空気・水・土」になると考えました。
それ自体がキャラクターのようにかわいい、たった1つのピース。
それを4つ組み合わせるだけで、四大元素が万物を作り上げるがごとく、
様々なものを生み出すことができます。
「本質はきわめてシンプルである」
複雑な世の中で私たちが忘れてしまいがちなそのことを
思い出させてくれる、哲学者のための積み木です。
職人魂pneumaは老舗絵馬・玩具メーカー、神奈川玩具さんで製造されています。
熟練の職人の手で創り出される極上の質感、遊び心地を
ぜひご体験ください。
pneuma-blockの出来るまで
1つのピースで様々な形が出来る、究極のつみ木を作れないだろうか!?
「一番シンプルなところからの創造」をテーマとするtwelvetoneプロジェクトは、実はこのアイデアからスタートしました。
モノがあふれる世の中、「もっと高機能に」「もっと速く」
もっともっと、と複雑に複雑を重ねることに慣れてしまい、モノの本質がどんどん見えなくなってしまっています。
本質に気づき、そこから創造する。
それを「勉強として」や「理論として」ではなく、エンターテインメントにしてしまうことはできないか!?
様々なパーツで複雑なものを作るのではなく、「究極の1ピース」から様々なものを作るようなものは出来ないか?
こうして、プロジェクトは走り始めたのです。
既に、世の中には素晴らしい「究極の形」を打ち出している積み木が各種あり、私もそれらを非常にリスペクトしています。
ただ、例えばシンプルな板1種類のみで作るものなどの場合、何らかの形が出来るのにかなりの数が必要で、また出来上がったものもかなり大型になってしまいます。
そして折角の創作物にも関わらず、遊んだら片付けなければいけません。(もちろんそれは幼児教育としては大事なことなのですが)
そもそも積み木や工作は「子供のもの」と思われがちです。
そういうものは子供のころにやったし・・ということで、そういうクリエイティブな遊びは子供達に押し付けて大人はテレビやゲームばかり。
そんな大人たちにこそ、積み木のようなシンプルな遊びで、クリエイティブな「心の芯」を刺激してほしいと思ったのです。
(クリエイティブな心は誰にでもあるのですから!)
そのためには、時間も手間もかかりすぎてはいけない。
最小の手数で、最大の効果が出るように。
そして何より、「片付けたくない」くらい、飾っていて美しいものであるように。
少なくともパーツは10個以内。
それらをどう組み合わせても、何かの形になること。
ピースだけ飾っていても鑑賞に耐えうること。
難しすぎる課題と対峙することになりましたが、1つの希望がありました。
それは、私が以前携わっていた2Dゲームの「ドット」での表現。
1ドットが、目にもなり、耳にもなり、手足にもなる、今からすれば原始的な、職人芸ともよべる世界の表現。
ドットで出来た粗い表現の隙間を埋めるのは、人間の想像力に他なりません。
これこそ、人間の脳みその中心を揺さぶるものなのではないか。
そしてそれが、シンプルで究極な形状を作る助けとなるのではないか・・!
でも、「立方体こそが、究極のつみ木なのだ!」という気もさらさらありません。
例えば、頭、手、胴体、足、シッポ、と分かれたパーツを組み替えるようなものはできないか・・?
足が手に、シッポが頭になっても違和感のないようなものは出来ないだろうか?
木の立方体をボンドで繋ぎ合わせて様々な形を作り、究極のピースを探していきました。
そうして辿り着いたのはたったの1形状、そしてそれが4ピース。
ポイントは、全てのパーツに目がついていること!
生き物、特に脊椎動物は、他者を認識する時にかなり「目」を意識するように思います。
例えば大きな岩にシミが二つ並んでいるだけで、怪物に見えてしまうような。
この要素があることで、ドットでの粗い表現に「見るべき中心」を加えることができ、創作物が何なのか、それを見る人を誘導することが容易になることがわかったのです。
さらに、これらを創造する旅のなかで、「つみ木とは何ぞや?」「人間にとって創造的行為とは?」「そもそも生きる上でつみ木は必要なのか・・」
考えに考えるうち、思考は哲学的方面にまで及びます。
結局哲学の本も読みかじることになるわけですが、その中で、古代ギリシアに、このつみ木と同じようなことを考えた哲学者がいた事がわかりました。
彼の名は、アナクシメネス。
古代ギリシアで一般的な考え方であった、「世界を構成するのは火・水・空気・土の4要素である」という考え方。
彼はさらに、それらは全て1つの要素「空気-pneuma-」から出来ている、と唱えたのです。
(*現代の「空気(酸素や窒素の混合物)」とは違い、もっと命の含まれたものとしての「空気」)
そして「pneuma」は「魂」や「聖霊」とも訳され、1つのピースだけでもキャラクターとして息づいている、このつみ木にぴったり当てはまるではないですか!
こうして、「pneuma-block」は誕生したのでした。
メーカーサイトより引用
材質:ブナ×2ピース、クルミ×2ピース(敷物つき)
サイズ:90*60*60ミリ(1ピース当たり/最大部)
作品はパッケージにサンプル画像がございます。
勇敢な鹿(画像上)帽子をかぶった青年(画像2)/孤独な海賊(画像3)/水牛に乗った農夫/忠実な番犬/海を見つめるハト/嫌われ者のタコ/食事に夢中なラッコ/怒る石像/弓を探すケンタウロス/バーベキュー仲間/臆病な仔オオカミなど
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