A tribute to libraries and the hope they represent.
アメリカ合衆国の活動家、詩人、歌手、女優で、「歌え、飛べない鳥たちよ」という自伝がが代表作のマヤ・アンジェロウが2010年にニューヨーク公共図書館で行われたスピーチにおいて図書館を「雲の中の虹(太陽が輝いていないように見えたとき神は雲に虹を置いた)」と詩的に述べました。
彼女は自伝の中で「Try to be a rainbow in someone's cloud.(誰かの心の雲に架かる虹となってあげましょう。)」
どんなに最悪の時、最も恐ろしい時でも雲の中には虹(図書館)があり希望の可能性を見つけることができると述べています。
Blackwing 811は図書館とそれらの希望に対する賛辞です。
グラデーションのあるエメラルドグリーンの軸色とゴールドの金具は世界中の図書館を照らすバンカーズランプをイメージしています。
軸には夜行性の塗料が塗布されているので暗闇でも柔らかく光(希望)を照らします。
ナンバー811は図書館分類法のデューイ十進分類法でマヤ・アンジェロウなどの作品が含まれている分類番号です。
芯の硬さ:FIRM(硬い)
Blackwingとは
Eberhard Faber 社が1930年代から1998年まで製造、販売していたBLACKWING鉛筆はグラミー、オスカー賞受賞作家やピューリッッツアー賞受賞のクリエイターなどを始め、多くの人々がそのアイデアを書き留めたり自らの考えを形に変えるためのツールとして愛されてきました。惜しまれつつも生産が終了となりましたが、近年「PALOMINO」ブランドの一つとして新たな歴史がスタートしました。
ブランドを継承復刻させたのは、世界中の鉛筆メーカーに軸素材を供給しているグローバル企業「Cal Cedar社」でした。同社はこれまでの経験や技術を生かし、多くのテストを重ねて徹底的にデザインや書き味にこだわりました。それはBLACKWING 602に刻印されている『HALF PRESSURE,TWICE THE SPEED/半分の筆圧、2倍の速さ』というキャッチフレーズを再現するためでした。「602」の発売後は芯のやわらかいBLACKWING(黒)そしてバランスのとれた硬度のBLACKWING PEARL(白)が発表され、それによりクリエイターだけでなくビジネスマンから学生にまで愛好家が広がり、新しいファンの心をつかみました。
芯の硬度表記には「firm」「balance」「soft」(後に「Extra firm」)という独自の基準を採用しているというのも新しい製品を世に送り出したいという同社のこだわりです。
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